「…好きだ。愛してる」
「…えっ…」
美波は押し掛け妻。幼少時に夢海国から傭兵に助っ人に来てくれた藍に
一目惚れして以来、ずっと離れている間、彼と結魂すると決めていた女の子。
彼女が元服して、彼の国を訪れた時、すでに彼は痣だらけでした。
好きになって貰えなくてもいい。結魂が儀式的なものでもいい。
好きにならせて貰えたら、思わせて貰えたら、それで幸せでした。
二人に残された時間は僅かでした、でも、その中で互いに思い合えた事は
とても幸せなことでした。
---------------------------------------------------
二人の話も描きたいな…。出会いの話。